玄米コーナー引っ越し

お米屋さんは「お米と出会う」場所

こんにちは!世古米穀店3代目嫁です。

先日、3代目と一緒に玄米コーナーの場所を替えてみました。

今までは白米コーナー横にあり、どこにあるのかわからない場所にあった玄米たちを、入り口入って左側のコーナーにドーンと移動しました。

「玄米売ってるんですね!」と、今まで玄米コーナーあったこと知らなかったお客さまもすぐさま目に入り興味を持ってもらい、お引っ越し成功だなと3代目と思った瞬間でした。

そんな今日はのテーマは、「お米屋さんはお米と出会う場所」です。

人と人とのコミュニケーションから生まれるお米との出会い

「お米屋さん」というと、「お米のスペシャリスト」というイメージを持たれる方が多いです。

でも、「なにを持ってのスペシャリスト」?とふと思うことがあります。

当店ではお米に関するスペシャリストな資格「お米マイスター」を持っているのは3代目ですが、お米を買いに来られたお客様に「僕お米マイスターなんでなんでも聞いてください」とPRはしていません。

これは3代目だけということではなく、お店のスタッフ全員がそうしているんですが、特別な資格を持っているということよりもまずはお客様と向き合い、どんなお米を買いに来られたのか、お話ししながらその時その人にお勧めできるお米を紹介しています。

それは時に、お客様にとって新しいお米と出会うきっかけ作りにもなっていると思います。

「今回はいつもと違うお米にしてみようかな」と迷われているお客様、例えば常連のお客様だと、その方が今まで買われたお米を通して「あっさりしたのがタイプ」の場合は同じタイプの違う産地のお米だったり、逆に「弾力があってもっちり」タイプの対照的な2つの種類のお米を紹介してみたり。

そこに至るまでは、お客様その人と向き合い、お話をしながらコミュニケーションを取って行くことが何よりも大切だと思います。

そこにはお米に関する知識も必要になってくる場面もあるかもしれません。でもいきなり「このお米は低アミロースだから」と言われても「??」となりますよね。お米マイスターとしての知識は多方面で活用できるものではありますが、それをお米を買いに来られたお客様に提示する場面はあまりなくて、それよりも私たちはその「人」と向き合って、その人にお勧めできるお米を紹介できることを大切にしています。

飲食店さんとのお付き合い

当店では、一般のお客様の他に地域の飲食店様にもお米を扱っていただいています。

事業をこれから始められるお客様が当店に来店いただき、取り扱うお米のご相談をされるとき、お客様によってそれぞれ決め手となるポイントは様々です。

お魚と合うお米、お肉と合うお米、おにぎりにぴったりなお米、、、

ご予算と使用用途を伺いながら、その方へお勧めできるお米をご提案しています。

ご提案後に「お米ってこんなに美味しいんですね!」というお声や「自分が食べて一番美味しいと思ったのでこっちのお米に変えたい」というお声をいただいたり、その反応は様々です。

また、「おにぎりに合うお米を使いたい」というお客様からのお声を受けて、当店店主がオリジナルブレンドしたお米もあります。

この時完成したブレンド米は、今やお店でも人気上位のお米でリピーターさんも多いです。

これは、当店店主がお客様の要望などをしっかり聞き取りそれを形にできた結果であると思います。そして、お客様との信頼関係が築けているからこそ、そういったご相談を受けての実現化につながっていると思ってます。

お米を通して人と出会う・向き合う場所

お米を通して人と向き合う

昨今の状況下で、「モノを買う」シーンはボタン一つでできるネットに移りつつあります。

自分で買うものを決めて購入まで行けるのはとても便利な世の中ですが、お商売をしているとお客様、「人」と出会い、会話をして行く中での新たな発見や気づきがあり、それが「楽しい」につながっていきます。

ちょっとしたことですが、ご縁があって当店を知っていただけて、来てくれた方にもお米との出会いを通して楽しさを少しでも感じてもらえたら、と思います。

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